よるめるが綴るblog

シングルマザー歴10年超え。趣味、映画、ドラマ、好きな事とこれからの人生。

【本】ストロベリーナイト続編【ノーマンズランド】

昨夜21:00から『ストロベリーナイトサーガ』が放送されましたね。


ストロベリーナイト・サーガ FUJITV Spring Drama - Strawberry Night SAGA, 11 April OA | Teaser

このドラマは2010年から放送された竹内結子さん主演の刑事ドラマの続編です。私はその当時ドラマを見たことはありませんでしたが、とても人気で話題だったことは記憶にあります。

  なんとなく篠原涼子さん主演の『アンフェア』とかぶってしまっていて、どっちがどっちだか分からなくなってしまうくらい私はその当時あまり興味があまりないタイプのドラマでした。

 しかし、最近職場の人に借りたこのドラマの続編『ノーマンズランド』をつい昨日読み終えました。その職場の人も私ももちろんドラマの続編がドラマをまたやることも知らずにすごくタイムリーに読んだことにその職場の人と新しいシリーズのドラマの話で持ちきりでした。

  私は全然知らなかったのですがストロベリーナイトシリーズの本、たくさん出てたようです。そして、この『ノーマンズランド』は最新作だと。読み終わってもっとよみたくて調べたらいっぱいありました!ほんと今さら〜的な話です笑

  

私が読み終えた『ノーマンズランド』は私のように今までのストーリーを知らなくてものめり込むくらいスラスラ読めました。

 

ノーマンズランド

ノーマンズランド

 

 

日本の北朝鮮拉致問題をからめた複雑な殺人事件を元にした物語

まず、私が途中思ったのは、『これ、ほんとに実話じゃないよね?』です。北朝鮮拉致問題の部分はリアルすぎて胸が痛くなる思いでした。

 高校時代付き合ってた初海が急に行方不明になり、手がかりがないままの時警察からの情報で北朝鮮に拉致された確率が高いということを知り、付き合ってた男の子、江川は国が何もしてくれなくてもどうにかして自分は絶対初海を取り戻すんだという思いで、自衛隊に入隊し、訓練を重ねその間に情報を探し続ける15年を過ごします。

  初海の両親と共に15年もの間、それだけを心に生きていたのです。実際テレビでもそういうニュースは目にしてきたので分かっていたような気でいましたが、拉致被害者の家族の気持ちは計り知れないほど深い悲しみで溢れているのだと。

  生存しているのかも分からないままいつか帰ってくるかもしれないと希望を抱き続け、取り戻すためだけに生きているという日々。江川の、初海はきっと知らない土地で俺が助けに来るのを待っているはずだという一途で純粋な気持ちが切なく悲しいです。

 

探し出すんだという執念と悲しい結末

  初海を拉致した工作員を見つけ出し、情報を得るために拷問をするシーンがあります。かなりグロいやり方なので読むのも辛いほどリアルなシーンは私の想像を掻き立て、身震いするほどでした。

江川は元々すごく優しくてそんなことする人ではないはずなのに、初海を探し出すんだという執念は何でも出来てしまうほどの大きな決意だったのだと思い知らされる程です。

  江川は拷問してる映像をカメラに録画しており、その最後に国、政府に対して今の日本の憲法では拉致被害者は救えない、そして自衛隊は国を守るためにある組織であるのに例えば目の前で国民が違う国の人に殺されようとしているのに、上の許可がおりるまでは何も出来ない、守れないんだという必死な訴えをするシーンがとても印象的でした。  

  それでも簡単には憲法など改正するのは難しいからと少しでもこの現実を理解してもらいたい一心でこの行動に出たんだと、自分のこの行動だけでは分かってもらえないと分かっていながらそうするしかなかった気持ちを思うと胸が痛くなりました。

   悲しい結末でしたが、リアルなこの物語は今の日本とこれからの日本のあり方を私自身すごく考えさせられた内容でした。国の問題とそれに関わる一国民の切実な思い、簡単には解決できないからこそこういう事件が起きてしまうという矛盾。

 内容が濃く深く読み応えのある本でした。

 

  そして、最後姫川玲子と武見検事の2人のどうなるか分からない絶妙な終わり方に次回作を期待します。